ご挨拶
まず、新型コロナウィルスにて亡くなった、世界中の方々へ哀悼の意を表します。
また、まだまだ世界中で苦しんでいる方々がいらっしゃいます。
どうか皆様が1日でも早く平穏な日常を取り戻せるよう衷心よりお祈り申し上げます。
こんにちは。
メディアクロス株式会社 代表取締役の式です。
弊社は福岡を拠点に
- 高品質なWEBサイト(ホームページ)企画制作
- 高度な内部SEO対策
- WEBサイトの保守メンテサポート・コンサルティング・マーケティング支援
- DTP全般
を主事業とした会社でございます。
今回の新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言において、
弊社では様々な対策・対応を実施してまいりました。
今回は弊社の取り組みや今後についてを取りまとめてお伝えしたいと思います。
- ①・お客様への対応
- ②・社内対策および対応
- ③・CSR(社会的責任)寄付
- ④・今後の展望
①・お客様への対応
1、2020年4月9日~5月22日までの期間。
休業人員やテレワーク人員がほとんどとなり、お電話でのメンテナンス対応を中止。
メールかフォームからのご依頼のみに変更。
5月25日より通常対応へ戻しました。
ご不便おかけし大変申し訳ございませんでした。
2、4月9日~代表電話番号の電話代行業者への委託。
コロナを機に導入いたしましたが、なかなか意図が伝わらないため、2020年9月でとりやめ、
現在は直通となっております。
必ず折り返しとなるためご迷惑とご不便をおかけいたしました。
3、4月9日~5月末までの期間。
通常メンテナンスサポート契約は、納期を最大14営業日を目途としておりましたが、
契約書に記載がありますとおり、法的責任30営業日を適応させていただきました。
実際にはそれほど大きくずれ込むメンテナンスサポートはありませんでしたが、
お急ぎのお客様には、すぐの対応ができなかったこともございます。
契約上は問題ないとはいえ、ご不便とご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
2020年9月現在では、概ね通常業務と日常が戻ってきており、滞りなくサポートを実施することができております。
4、概ね5月連休明け~
4月、5月は本当にサーっと案件が引いていき、前月比、前年比等で50%以下の低迷となり、
非常に混乱いたしましたが、6月以降は、新規お問い合わせの爆発的増加。
弊社のお仕事は、企業・事業主様のWEBの入り口すべてについてです。
「この機会にホームページを作りたい」「見直したい」「今後、より強化せざるをえない」「補助金がでる」
など、今後を見据えたお問い合わせが爆増しております。
これまでの1か月分の問い合わせが1週間ほどで継続的にきております。
弊社の製作体制は社内でプロ内製のみのため、まずは既存のお客様の新規サイトやリニューアルを優先とし、
大変恐縮ではございますが、新規お問い合わせにつきましてはある程度お問い合わせ内容から
選定をさせていただいている状況でございます。
2020年9月現在でも例年の2倍程度のお問い合わせをいただいております。
納期は9月契約予約状態で、年内での調整となっておりますのでご了承ください。
5、既存のお客様で倒産・閉店危機のご連絡をいただきましたお客様
既存のお客様で倒産・閉店危機のご連絡をいただきましたお客様につきましては個別に対応させていただき、
稟議なしで暫定維持のみに変更や短期解約など、契約を柔軟に変動させていただきました。
2020年9月現在、コロナ対策はしっかりと実施しながら、平常運転となっております。
既存のお客様、新規のお客様へ大変なるご不便をおかけいたしまして
大変申し訳ございませんでした。
皆様のご協力により、何とか乗り越えてくることができました。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
②・社内対策および対応
1、新卒社員の4月2日(入社式翌日)より5月末までの期間。
休業および各自自宅にてオンライン学習の実施。
休業補償通常給与初任給の100%を支給いたしました。
2、パート社員の4月~5月20日の期間。
休業および一部テレワークの実施。
休業補償通常給与の100%を支給いたしました。
また、母子家庭、父子家庭のスタッフにつきましても、行政や学校からの要請による休業について
100%の支給を実施いたしました。
3、正社員等の時差出勤を個別に自由設定できるようにしました。
公共交通機関の利用を禁止とし、
- 営業車を貸し出し、乗り合いでの出勤を推奨。
- 自家用車での通勤を許可。自社ビル敷地駐車場で不足する場合は近隣駐車場代金を会社負担としました。
- 自転車通勤の許可。自転車を保有しないものへの貸与を実施。
- プライベートでの公共交通機関利用自粛の要請。
また、希望者へのテレワークの実現、およびそれにかかる諸経費の捻出を実施いたしました。
2020年9月以降は、基本的に全員出社とさせていただいております。
4、福利厚生として
- マスクや消毒液などを社費にて、手に入る分だけ購入。
社内設置し、社内利用や、個人で手に入らないスタッフへの
自由利用を可としました。 - コロナ対策にかかる各個人の費用を鑑みて全スタッフに
マスク・消毒代として1万円を支給。 - 4月~5月末までの期間、週2-3程度、テイクアウト弁当を手配し、希望者全員に夕飯を提供
(持って帰って各自自宅で食事)。 - コロナにより経済的困窮があるスタッフへの無利子貸付。
このあたりについては、スタッフがスタッフブログに
綴っておりますのでご参照ください。
https://medi-cro.jp/staffblog/
③・CSR(社会的責任)寄付
メディアクロスでは、新型コロナウィルスによる業績への影響や各種先の見通し・見込みを検討した結果、
影響を非常に限定的と判断し、自社で総額500万円ほど予算組をして、
- ①倒産閉店危機のお客様への契約の下方修正変更や短期解約変更
- ②従業員への休業補償など
- ③近しい行政、各種団体への現金やマスクの寄付や、困窮する飲食店さんにてテイクアウト弁当の定期的な購入
を実施いたしました。
1、主な寄付内容: 現金 、 一般マスク・医療用マスク合計3万枚
主な寄付先 :福岡市、春日市、太宰府市、北九州市、一般財団法人とびうめ健康財団、他数か所
2、テイクアウト弁当の定期的購入 合計300食程
②-4におけるスタッフへの福利厚生として、週に2-3回、希望者全員に困っている飲食店さんのテイクアウト弁当を購入して配布。
3、社員への給与保証
ですがのちに、国からの支援で、休業社員支給分は概ね援助をいただきました。
大変ありがたいことでした。
今年の新卒はみんな遠方から親元を離れての一人暮らしのため、いきなりコロナで自宅待機・学習となり、とても不安だったと思いますが、しっかり乗り越えて今は元気に通勤しております。
④・今後の展望
弊社の事業は、今回のコロナ動乱をうけ、緊急事態宣言時にいったんは急速に下落しましたが、
その後ネット社会への加速度が爆増したことにより、今後の社会においても重要な位置づけとなる事業へと
さらに躍進しました。
お問い合わせの爆発的増加がそれを物語っております。
現在、高付加価値・高品質をそれなりの廉価で総合的に実施できる民間専門WEBデベロッパーは非常に希少で
弊社はこれまでも10年近く常に数か月お待ちいただく状態が続いておりましたが、今後はさらにその傾向が強くなるものと考えられます。
ですが高付加価値である以上、人を今日入れたとしても、明日から増産とはいきません。
13年かけて少しずつ少しずつWEB職人たちを雇用し続け、内製だけで腕を磨き続けてきての現在ですので
作れる数、サポートできる数に限度があり、業績が急成長することは難しいかと思います。
ですがこれまで同様、堅調に業績は推移していくものと考えられますし、
より社会への貢献を実現していけるものと自負しております。
私は一定以上の規模や年数がたった企業は、社会の公器であると考えております。
社員を厳しくも大切にし、お客様に価値に見合ったサービスと結果を提供し、社会に必要とされる企業として存続してまいりたいと思います。
今回の件をうけ、企業も社員も私個人も多くのことを考え実践してきましたし、今後もそうしていくものと思います。
社訓でもあり私個人の訓でもありますが、「質実剛健」を胸にこれからも日々精進してまいりたい所存です。
最後になりますが、私共もそうですが、どうかみなさまがまた素晴らしい日常を取り戻し、笑顔のあふれる社会へと戻れることを
祈念しつつ、本稿を綴らせていただきます。
メディアアクロス株式会社 代表取締役 式 啓
一番ケ瀬制作部長(メディクロTOPデザイナー)によるアマビエ様画