2018年8月1日に起きた順位変動について | 福岡ホームページ制作・SEO対策のメディアクロス株式会社

2018年8月1日に起きた順位変動について

8月1日前後に、Googleの検索順位を決めるプログラムに大幅な変更があり、
メディアクロスで管理させていただいている多くのお客様のホームページの順位が大きく変動しました。

順位の変動は、平均して-10位~+10位前後ですが、
中には50位近く順位が跳ね上がったページや、逆に50位近く急降下したページもあります。

日頃より検索順位を気にされているクライアント様からも、

「順位が落ちたけど、どうして?」
「いつになったら元に戻る?」

といったご連絡をいただいています。

まずは「順位が落ちたけどどうして?」という質問にお答えするために、
まずGoogleの検索エンジンがどうやって順位を決めているのか、今回のプログラムの変更がどういったものなのかを説明します。

検索エンジンの目的とプログラム

Google(検索エンジン)の目的は、「検索するユーザーが、より望んでいるページ」を上位表示させることです。
そのために、検索結果の精度を上げるべく、検索プログラムの調整・アップデートを重ね、日々(基本的には)進化しています。

下のグラフは、順位変動を表したしたものになります。
見て分かる通り、順位は毎日変動していますが、特に8月1日前後(Aug 02)に大きく変動し、その後も動きが続いているのがわかります。

直近30日の変動計測グラフ、グラフが高いほど変動が大きい

検索プログラムの中身について

例えば、人が人を評価するときに、性格を重視する人もいれば、見た目を重視する人もいますし、職業や学歴という人もいます。何を、どれくらい重視するかは人それぞれです。

検索エンジンも同じように、ホームページを評価するための項目を現在200以上設けています。
さらに各項目はそれぞれ大小の評価基準値を持ち、その総合値でページを評価し、検索順位を付けています。
この、総合値を算出するための項目・評価基準のことをアルゴリズムと呼んでいます。

円グラフの中に、200の項目があるのを想像していただけるとわかりやすいかと思います。

項目には現在、以下のようなものがあると言われています(一部)。

  • 情報の新鮮度(更新頻度)
  • サイトの構造
  • コンテンツの質
  • ページの表示スピード
  • モバイル対応
  • 検索キーワードとページの親和性

実は、アルゴリズムの大きな変更は、年に数回のペースで起きていて、
2018年に入っても3月と7月に起きています。

メディアクロスで制作したホームページはアルゴリズムに左右されにくい作りをしている(基礎がしっかりしている)ため、ここ数年、アルゴリズムに振り回されるようなことはありませんでした。
しかし今回起きたアルゴリズムの変更は、弊社の制作したホームページにも大きな影響を与えるほどの変更内容だった。ということになります。

まず、今回の変更がどのようなものなのか。
以下、現時点(8月10日)でのメディアクロスの見解となります。

ホームページ全体の評価から各ページ重視の評価に変わった

今回のアルゴリズムの変動後、検索すると、トップページではなく下層ページが表示されるということが多く見受けられます。これは、検索結果で出てくる下層ページが、「検索するユーザーが、より望んでいるページ」とGoogleが判断したものであると推測されます。
しかし、“下層ページの評価割合が上がった”のか、“トップページに対する評価割合が下がった”のか、現段階で決めつけることは難しい状態です。
この傾向がデフォルトになるのであれば、下層ページから上層ページへの導線設計もこれまで以上に重要になってきます。

よくばりNG(地域)

所在している商圏以外での検索順位で上位を狙うことが非常に難しくなりました。これは、2017年よりその傾向は見受けられていたのですが、今回のアルゴリズム更新で、非常に難しくなったようです。
例えば、春日市にある美容室が「春日市 美容室」で上位を狙うのは可能ですが、隣町である「大野城 美容室」や「那珂川 美容室」で同じように上位を狙うのは難しいと思ってください。
商圏外から検索エンジンで集客を行う場合、リスティング広告でカバーすることが推奨されます。

よくばりNG(キーワード)

2と同じように、ひとつのページで複数のキーワードを狙うこともさらに難しくなっているようです。
狙いたいキーワードはそのワードに特化したページを用意することが最善の方法となります(コンテンツSEOと呼ばれています)。
特化したページを作ることで、コンバージョンを得られやすくなる、ホームページ全体で見た場合の該当ワードの割合が増えるため、狙ったキーワードでのSEO対策もより効果的になります。
しかし今回、注意しないといけないのが、1のアルゴリズム変更により、充実させた下層ページがページ全体に与える影響が大きくなっている。ということです。今後は、コンテンツを充実させたいサイトほど、よりシビアなバランス調整が必要になります。

ランキングサイト・口コミサイトがより強くなった

飲食店や美容室、エステサロンなどを検索しようとすると、食べログやホットペッパーなど、口コミサイトが上位に来ることはご存知だと思います。これまでは一部のジャンルに対してこの傾向が強かったのですが、ランキングサイト・口コミサイトが上位にくるジャンルが増えているようです。
今後、ランキングサイトや口コミサイトが、ページ流入の大きな入口のひとつになる可能性があります。
通常のホームページでも、「お客様の声」などのコンテツを持っている場合、該当コンテンツの評価割合が高まってる可能性もあり得ます。

ネット上では「被リンクの重要性が高くなった」「関連記事の本数が重要」などという意見もあるようですが、上に書いた通り、アルゴリズムは公開されていないため経験値による憶測の域を超えることはありません。

今回、特に検索結果に影響を与えていると思われているのが1です。
メインキーワードに続き狙いたい、セカンドキーワード用に充実させた下層ページがあったとして、これまではメインキーワードでの評価を確保しつつ、セカンドキーワードでも評価を得ることができたのですが、セカンドキーワード用に充実させた下層ページの評価た高くなりすぎることにより、
次に、「いつになったら元に戻る?」についての答えですが、
はっきり「いつ戻ります」というのは言えません。また、「何をすれば戻ります」というのも言えない状況です。

理由のひとつに、1周間以上経過した現在でも、まだ順位変動が続いているため、変動が落ち着いたら戻る可能性もあります。下がったのが戻るということは、逆に上がった検索順位が落ちる可能性もあるということです。

今回のアルゴリズム変更を受けて

最後に、今回メディアクロスが保守サポートさせていただいているサイト群では、

  1. 全体的に大きな下落変動 1%未満
  2. 主要キーワード10位前後の下落(でもセカンドキーワード等が上昇) 40%前後
  3. ほぼ不動 40%前後
  4. 全体的に上昇 20%前後

となっています。

メディアクロス管理サイトでの動き
変動割合グラフ

現在メディアクロスでは、主に1・全体的に大きな下落変動に該当した、数サイトに対し重点的に調査を行い、大幅な調整を加えながら、様子を見ているところです。

※新しいサイト程、不動か上昇となっており、古いサイトの場合は、コンテンツを中心としたリニューアルを実施したら戻ることが想定できます。ほとんどのお客様が内部SEO費用については順位保証がない調整費程度のご契約ですので、本件解決しない場合は、リニューアルでのご提案となりますことをご了承ください。

もしくは内部SEOに大きく頼らず最低限の調整費プランへと変更し、リスティング広告への出稿などを併用するなどをご検討ください。

どうぞよろしくお願いいたします。

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